L6/40 軽戦車

L6/40は第二次大戦中にイタリア軍が使用した軽戦車である。1936年に最初の試作機が完成し、1941年から1942年にかけて286両がイタリア軍に納入された。1939年製の最終生産型では砲塔にブレダ20/65 Mod.1935 20mm砲を装備、フルリベットで作られた車体は厚さ6～30mmで、エンジンは70馬力のSPA18D型4気筒ガソリンで最高速度は時速42km、砲塔は360°回転可能で、主砲と機関銃はともに-12°から+20°の間で仰角を変えることができた。当初はドイツ軍のPanzer IIとほぼ同等の性能を持っており、セモベンテ47/32自走砲とともに、東部戦線や北アフリカ戦線で戦うイタリア軍の主力戦車として使用された。他にも火炎放射戦車型や、通信機器やオープントップ砲塔を追加装備したコマンドタンクなど、様々なバリエーションが作られた。イタリアの降伏後に残った車両はドイツ国防軍に接収、1944年には17台が追加生産されPzKpfw 733(i)としてドイツ軍で使用された。イタリア陸軍では1950年代初頭まで使用されていた。

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  ミリタリー
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  乗り物・メカニカル
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